EHR Risks Adversely Impacting Information Integrity
HITの導入は、記録される データの品質の向上をもたらすというよりも、むしろ質の悪いデータを大量に記録するという事態を招いたと思われる。この論文に引用した研究のいくつかは数 年前のものであるが、最近の文献も依然としてこれらの文献を引用し続けている。EHR導入の主な目的は医療過誤の減少であるが、EHR導入に直接関係した 新しいタイプの医療過誤に関する報告が表れてきている。そして、それらは、診療の質(quality of care)や患者安全(patient safety)を危うくしている。たとえば、主治医のEHRシステムが、子宮がん検査の結果について、最新の異常値ではなく、古い正常値がデフォルトとし て設定されていたため、ある患者のがん治療が数年も遅れた。別のケースでは、手書きのオーダがコンピュータシステムに入力されたとき、転記ミスがあったた め、大量の薬品が投与され、赤ちゃんが死んだ。この医療過誤は、もし自動警報の設定が行われていたなら回避されたはずである。EHRシステムの安全性を監視する規制の枠組みがないため、これらのシステム(EHRシステム)は
- これまで間違った不完全な設計仕様で開発されてきた
- 信頼できないハードウェアやソフトウェアのプラットフォームに依存してきた
- プログラムのエラーやバグがある
- ある状況や組織ではうまく動くが、別の状況や組織では安全ではないか失敗する
- 医師がどのように毎日の仕事をこなすかを変え、そのため新しい形態の障害を引き起こす可能性が生まれた
少なくとも10年間は、電子的に捕捉された臨床文書の品質悪化に関する大量の情報が吐き 出されるであろう。たとえば、不注意に、あるいは繰り返しコピー&ペーストされたテキストや古くなったり間違いを含んだ情報が広まるといった。しかしなが ら、現在までの研究は範囲が限定されている。EHRに関係した過誤の業界全体のインシデントやこれらの過誤の結果生じた不都合な臨床事例を究明するために 全くと言っていいほど包括的な研究はなされていない。さらに問題を複雑にすることに、電子診療記録の質に関する合意がないだけでなく、EHRの文脈で 「データの品質」が何を意味しているかについての意見の一致すらない。さらに、EHRに関連する過誤を定義し、測定し、解析する明確な標準すらない。
文献に定義されたEHRのリスクのタイプをこの節の残った部分に記載する
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